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 設立趣意書

 旧制富山高等学校創校10周年記念事業の一部として、ラフカディオ・ハーンの旧蔵書(「ヘルン文庫」)を収蔵する「小泉八雲図書館」が馬場家の寄付により建造されたのは、昭和10年であった。

 その折、「この文庫を中心として、八雲の人及び學問・藝術を思慕し研鑚せんとする同士を糾合して富山高等學校八雲會を組織せんとす」と、富山高等學校八雲會が作られた。だが、戦争と戦後の経済優先の風潮に流され、所期の目的は勿論、「ヘルン文庫」の存在も市民から遠ざかったかに見える。

 ギリシャに生まれ、アイルランドに育ち、イギリスから米国シンシナティ、ニュー・オリンズ、マルティニークを経てさらに横浜、松江、熊本、神戸、東京と地球を半周してきたラフカディオ・ハーンの魂とも言える蔵書の数々がいま、この富山にある。この重大な事実を深く受け止めることのできる文化的な力量が問われていると私たちは考えるに到った。

 たしかに、生前のハーンは富山の地を踏むことはなかったが、馬場はる刀自の意思、南日恒太郎先生をはじめ、多くの関係者の尽力によって、稀代の文学者ラフカディオ・ハーンは、その「ヘルン文庫」とともに富山の人となったと考えたい。

 私たちは、ここに戦前・富山高等學校八雲會の精神を受け継ぎ、21世紀に蘇生・発展させるために、研究者・市民が力をあわせて『富山八雲会』を再興させようとするものである。


 『富山八雲会』会則
(名称)
第1条 本会は、富山八雲会(以下「本会」という)と称する。
(組織)
第2条 本会の目的に賛同する者をもって会員とする。
(目的)
第3条 ラフカディオ・ハーン及びヘルン文庫の設立に

  かかわる人々の人・学問・芸術を思慕し研鑚するとともに、

  その功績を顕彰し、以って富山地域の文化的発展を期する。
(事業)
第4条 本会は、前条の目的を達成するために、次の事業を

  行う。
(1) 講演会、座談会、作品研究会等の開催
(2) 関係資料の調査及びその保存
(3) ヘルン文庫拡充に向けて富山大学付属図書館への

    協力、並びに他大学などの関係教育機関・市民とのネット

    ワークの構築
(4) 機関紙及び会報の発行
(5) その他の研究・顕彰に関連する事業
(事務局)
第5条  本会の事務局の所在は別に定める。
(役員)
第6条   役員の選出、任期、任務については本条の定

   めるとおりとする。
(1) (役 員)相談役若干名、会長1名、副会長若干名、

    理事若干名(うち名は事務局長を、1名は庶務を、

    1名は会計を兼ねる)、
  監事2名
(2) (役員の選出)総会において選出する。
(3) (役員の任期)任期は2ヵ年とする。ただし再選

    を妨げない。補欠による役員の任期は、前任者の残任

    期間とする。
(4) (役員の任務)会長は、本会を代表し、会務を総

   括する。
  副会長は、会長を補佐し、会長事故あるときはその職

    務を代行する。
  理事は、事業の遂行にあたる。
  事務局長は、庶務及び会計事務を統括する。
  監事は、本会の会計を監査し、その報告を行う。
(会議)
第7条 本会の会議は、総会及び役員会とし、会長が招集

   し、会議の議長となる。
(1) 総会は年1回とし、6月10日(馬場はる刀自より

   旧制富山高等学校にヘルン文庫が寄贈された日)頃に

   定期総会を開催、
 事業計画、予算及び決算、役員選挙、会則の改廃その

   他重要事項を審議する。
(2) 役員会は必要の都度開催し、案件の処理、事業の

   推進、総会への提案事項の審議などを行う。
(経費)
第8条 本会の経費は、会費、助成金、寄付金、その他の

   収入をもってあてる。
(1) 本会の会計年度は、毎年4月1日から翌年3月

   31日までとする。
(2) 会費の扱いは、次のとおりとする。
  賛助会員 年額1口5.000円(口数限定せず)
  普通会員 年額3.000円
  新入会員は、初年度入会金1.000円加算
(附則)
    この会則は、平成13年10月12日から施行する。

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皆様

 昨年(2000年)、ラフカディオ・ハーン生誕150周年記念事業富山ヘルンフェスティバルを開催いたしました際には、ご協力を賜りまして心から感謝しております。

 来る10月12日(2001年)安田ホールにて午後1時30分より、伊達美徳氏による講演「山口文象の人と生涯――小泉八雲図書館の設計を巡って」、引き続いて「富山八雲会」発足の会を開きます。

 旧制富山高等学校創校10周年記念事業の一部として、ラフカディオ・ハーンの旧蔵書(「ヘルン文庫」)を収蔵する小泉八雲図書館が馬場家の寄付により建造されたのは、昭和10年のことです。

 その折、「この文庫を中心として、八雲の人及び學問・藝術を思慕し研鑚せんとする同士を糾合して富山高等學校八雲會を組織せんとす」と、富山高等學校八雲會が作られました。

 それから66年後の本年10月12日、ラフカディオ・ハーン生誕150周年記念事業富山ヘルンフェスティバル実行委員会メンバーを中心に、富山高等學校八雲會の精神を受け継ぎ、この富山の地を松江、熊本に続く第3のハーン研究の拠点とするため、広く市民とともに「富山八雲会」を再興いたします。

 シンシナティ、ニュー・オリンズ、マルティニークを経てさらに横浜、松江、熊本、神戸、東京と地球を半周してきたラフカディオ・ハーンの遺産がいま、この富山にある。

 その事実の重みを真摯に受け止め、このことを歴史の必然とするために、私たちは「富山八雲会」を研究者ばかりでなく市民の「富山八雲会」にしたいと思います。ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。

 平成13年10月8日     
 「富山八雲会(仮称)」呼びかけ人 
           高成 玲子

受賞など

グッドワーキング賞

(富山商工会議所)

   平成18年12月

富山テレビACTクラブ賞

 平成25年6月

富山県部門功労(文化分野)表彰受賞 平成23年9月

 本会の活動は、受賞をめざしたものではありませんでしたが、各方面から注目いただき、ありがたいことに幾つもの表彰を受けました。

私たちの活動にご理解、ご協力いただいたことに、心から感謝いたします。

今後の活動を通じて、社会貢献してまいりたいと考えております。 

『富山八雲会』設立までの経過報告
 

 「旧制富山高等学校同窓会」
 「富山大学人文学部同窓会」
   「富山大学理学部同窓会」
  「馬場記念公園の歴史と自然を愛する会」などの共催
により、

   下記の事業を行う。
平成 6年11月

  東大名誉教授・芸術院会員 佐伯彰一氏講演
   「見えざる糸――思い出の中の富山高校」
平成 7年10月

  富山市蓮町「馬場記念公園」に、馬場はる刀自胸像建立
平成 7年11月

  東大名誉教授・芸術院会員 佐伯彰一氏講演
  「ハーンとチェンバレン」
平成 8年12月

  金沢市 染村絢子氏講演「『ヘルン文庫』の探求」
  小泉八雲曾孫 小泉凡氏講演

       「世紀末に想う、ハーンと想像力」
  この後、上記の組織は一本化され「馬場記念公園を
愛する会」

    となり、下記の事業を行う。
平成10年 4月

  旧制富山高等学校(後、富山大学文理学部)の正門、通用門復元
平成10年10月  ヘルン文庫跡石碑建立
  「ラフカディオ・ハーン生誕150周年記念事業
富山実行委員会」
  「馬場記念公園を愛する会」を中心に組織する
平成12年11月  富山ヘルンフェスティバル開催
  東大名誉教授・芸術院会員 佐伯彰一氏講演
 「日本・ギリシャ・アイルランドの不思議な宗教
的類縁」
  パネルディスカッション

     「富山と松江――そしてラフカディオ・ハーン」
  小谷仲男富大付属図書館長、銭本健二八雲会会長、
小泉凡氏、

       米田寿吉氏ら
    RIA村越正明氏講演「小泉八雲図書館と山口文象」
    シンシナティ・ハミルトン郡公立図書館特別
コレクション部

        部長シルビア・V・メッツィンガー氏講演
   「ラフカディオ・ハーンとヘルン文庫・イン・アメリカ」
  いわかね栄氏の語り「耳なし芳一のはなし」他

 これを契機に、「ラフカディオ・ハーン生誕150周年記念事業富山実行委員会」の中から、広く市民とともにヘルン文庫に関わる人々及びラフカディオ・ハーンの人と作品を研究・顕彰し、もって富山の地域文化の進展に貢献しようとの気運が盛り上がる。


 

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